2010年5月23日

仕事の流儀---永くお使いいただくために

活木工舎の家具は、最低その木が樹として生きた期間はちゃんと使えるように、いろいろ考え工夫し一生懸命作っています。
単純に考えれば、頑丈で壊れないものを作ればよいとゆうことですが、そう単純ではないのがものづくりの常。
コストがかかり過ぎてはいけないし、重すぎて運ぶのが大変なものではいけない、ましてや家の中に搬入できないようなものを作ってしまっては言語道断。
また、塗装の話のところでも書きましたが、無垢の家具は、メンテナンスをしながら永く使うのが普通です。まったくのメンテナンスフリーとゆうものはまずないです。
以上のような観点から活木工舎で下記のようなことに気をつけています。
・テーブル、デスク、座卓等は、天板と脚部を分離できるようにする。(座卓は、一体で作ることもあります。)
・木が動くところは、動けるようにする。
 例えば、天板とソリ止めの関係においてとか、框組の鏡板等々。
・ガラスは、割れることが前提として、取り替えられるような構造とする。
・引き出しや扉など動くべきものが動かなくなる可能性があるものは、背板をねじ止めなどにしてはずせるようにするなど、対策を考えておく。
・金物は、家具本体よりも早く壊れるものがほとんどなので、なるべくちゃんとしたメーカーのものを使う。要は、何年か後(10年後か50年後かわからないが)に金物が壊れたとき、同等のものがあればそれに越したことはないのですが、金物を取り替えてまた使えるとゆうことが大事だと思います。
・天板等は、塗り直し、削り直しは、永く使う上では、必要になってくることです。作った人がメンテナンスするのがベストですが。なかなかそうはいかないものです。メンテナンスしやすい塗装とゆうものは非常に大切です。またできれば着色は、しないほうがメンテナンスをするとゆう意味では、よりベターだと思います。
他にもありますが、ざっとこんなことを考えて、永く使える無垢の家具を作っています。

2009年4月 5日

仕事の流儀---梱包作業

お客様のもとへ、商品をお届けする手段として宅配業者にお願いするときにどうしても必要なのが、製品を守るための梱包作業。
多品種、少量生産の活木工舎では、何種類かの段ボール箱を用意すれば良いとゆうわけにはいきません。
ミラマット 梱包材のコストを最小限に抑え、過剰包装にならないようにし、早く梱包ができて、送料をなるだけ安くするために、荷姿を最小限に抑え絶対に、製品に傷がつかない梱包をしなくてはいけない訳です。
これが結構大変で、職人的な勘と技と経験、それに体力が必要になってくるわけです。
よって、活木工舎では、私の仕事と相成るわけです。
 実際どんな風に梱包するのかといいますと、
まず、ミラマットあるいはライトロンとゆう発泡性のクッションシート、プチプチ的な役目をするやつといえばわかりやすいでしょうか、
その厚み2mmのシート状のクッション材でまず包装し、
その上に、巻きダンとゆうダンボールの皮一枚はがしたシートを二重にして包装して仕上げます。


巻き段必要に応じて、PPバンドとゆうビニールの帯状の紐や麻紐で締めます。
紐で締め上げる時は、絶対、一番外側である巻きダンの上からは締めません。
なぜかとゆうと、宅配業者の人が、その紐をつかんで、運んだり、引っ張って移動させたりして、家具に凹みをつけたり、紐が緩んだり、紐が切れたりしてしまう可能性があるためです。
 そんなこんなで、梱包って意外と難しい作業ですし、時間がかかります。
もちろん、ちょうど良い段ボール箱があればそれを利用することもある訳ですが。
あとは、宅配業者さんに無事運んでね。と祈るわけです。

最近は、通信販売が盛んになってきて、宅配業者間の競争も激しくなってきています。
昔よりはサービスも物を託す安心感もだいぶ向上してるように感じます。
活木工舎は、今後もネットを利用しての販売のために、研鑽努力していきたいと思っています。
だから、梱包作業は、必要不可欠、かつ重要な作業となるわけです。

2009年1月23日

仕事の流儀---研ぎ

刃物を使う職業の人(職人)にとって研ぎは、必須技能であり、入門当初からやることができる、
基本中の基本技能です。
良く切れる刃物で削った木肌は、格別です。
使っていくとどんどん綺麗になります。そして木の耐久性も増します。
宮大工、故、西岡常一棟梁は、「道具の手入れに半日かかってもその価値がある。」
とおっしゃってました。とくに刃物の研ぎは、重要であるともおっしゃっていました。
西岡さんの弟子である小川さんは、自らも修行時代、研ぎを徹底的に練習した経験から、
小川さん率いる「鵤工舎」の宮大工たちに研ぎの重要性を説き、
その影響でみな毎晩のように研ぎをやっているようです。
私も、そんな人たちの本を読んでいたせいで、
修行時代研ぎの練習はよくやりました。
現在、私が使っている「研ぎグッズ」は、といいますと
1砥石:キング#1000:刃物裏押し用
2      :キング#800:中砥用:寸六かんな刃用
3            :ノミ、小かんな刃用
4            :丸ノミ、四方反りかんな刃用
5    :セラミック砥石:中砥用
6    :ダイヤモンド砥石
7    :天然仕上げ砥石:寸六かんな刃用
8                   :ノミ、小かんな刃用
9                   :丸ノミ、四方反りかんな刃用
10  :鎌研ぎなどに使う中砥と仕上げがくっ付いた物(ホームセンターで購入)
11名倉
12裏だし用金板
13金剛砂:二種類:荒い物
14             :細かい物
15砥石面直し器
と、このくらいあります。
この「研ぎグッズ」から、私の研ぎの流儀を感じ取っていただければ幸いです。

2008年11月27日

仕事の流儀---配達

私の家具を配達に行くときの流儀をいくつか書きたいと思います。
  • 服装は、極力金物が露出しないものとする。腕時計や指輪も着けない。特にズボンベルトのバックルに注意。なるべくベルトはしない。そのこころは?勿論家具を運ぶ時、設置する時傷つけないため。
  • 靴は、頻繁に脱いだりはいたりするため、それに適した物。雪駄みたいな物がほんとはよいのでしょうが、ファッションの統一性からいってちょっとね。今のところ、ゆるめのスニーカーになってしまっています。「これだ。」とゆう履物がまだみつかっていない。
  • 時間厳守。あたりまえですが。
  • 綺麗な毛布。家具輸送時に家具を傷つけないように保護したり、お客様宅で道具や家具を置くときに敷くので。
  • 最低二度、当日やるべきことを頭の中でシュミレイションして道具や渡すべき物のの忘れ物がないか確認する。取り付けがある時は、とくに色々な状況を想定してどんなことがあっても大丈夫なように道具、金物、部材をそろえる。この辺は、経験がものをゆうところでしょうか。シュミレイションは、お風呂に入っている時やるのが効果的。
と、改めて書くほどのことでもないか?