2007年10月19日

ナラ


naratray.jpg正確には、ミズナラ。比重は、重め。
北海道産のナラが特に良質のものといわれています。
かつて、仕事でほとんどこの材で家具を作っていた時期もあったくらい家具用材としては
ポピュラーな材であり、家具を作るのに適した材であるといえると思います。
ところが今は、めっきり使わない、いや使えなくなりました。
加工する立場から言えば、重さや硬さ、鉋のかけやすさなどからゆうと、
手間のかかる材の部類である上に、かつてに比べ値段が非常に高くなった。
という理由があるわけです。
また、乾燥が、難しく細かい干割れが入りやすい。
昔は、乾燥も、何年か天然乾燥させて人工乾燥に入れたりして
割れないようにしていたと思うんですが、
今じゃそんな余裕がないのか、挽いたら直ぐ人乾なのでしょうか?
45mm以上の厚みの板目の材は、ほとんど流通していません。
よって、丸太で買って自分で挽くしかない。
そんなところも、だんだん使えなくなってきた理由でしょうか。

でも、やっぱり、使い込んでいくとナラは、いいです。
多少色焼けしてきて、艶が出てきて、斑が浮き出てきて、
虎斑も面白いし、
年輪がつんだ木の板目の複雑な木目(文章では、伝わらないと思いますが)なんかほんと綺麗だと思います。

naradesk.jpg欧米では、ホワイトオークが、ほぼ同質の材として同じように家具用材等で使われています。
ウイスキーの樽は、ホワイトオークです。
ただややこしい話として、oakを語学的に日本語に訳すと、樫(カシ)にされてしまう。
木材的には、楢(ナラ)なんですけどね。欧米には、カシの木がないんですかね。