森の家具工房 in山梨で“絵本紹介”タグの付いているブログ記事

2009年2月 2日

絵本紹介『14ひきのさむいふゆ』

 もうすぐ立春ですね。
 この時期だからこそ、ご紹介したい絵本があることを思い出しました。
 いわむら かずお氏の『14ひきシリーズ』。
 息子には1歳になるくらいから読み聞かせをはじめました。
ちょうど近隣の図書館にVHSビデオソフトがあるので、絵本とビデオを両方で親しみ、一時は「14ひきのこもりうた」に登場する歌が、息子にとっての子守歌となり借り直しを繰り返すわけにもいかず、とうとうDVDを購入した経緯があります。
 
 季節の自然のうつりかわりをこのシリーズは教えてくれます。
 
 さてこのシリーズで今日ご紹介する
『14ひきのさむいふゆ』(作・絵 いらむらかずお 発行:童心社  初版1985/10)
では、雪が降る日に家の中で家族が過ごすある1日を描いています。

●とんがり帽子ゲームの駒作りやゲームボード製作する班
●ソリを作る木工班
●お饅頭つくりをする班
雪が止んだ後は、外に出て家族全員作ったソリで遊びます。

 当地は今年は雪が思ったよりも降らずにいます。
家の前の坂道でソリ遊びを息子に体験させたいのですが、どうなるでしょうか。
(想像しても実際には積雪したら、ソリ遊びの前に雪かきをしないと車が出せず生活に支障をきたすのですが...。)

2009年1月14日

図書館で出会う本

 ここのところお休みをしていた"木に関する絵本紹介"の投稿。
絵本紹介ブログ"無垢の注文家具工房の絵本棚"を立ち上げたこともあり、そちらでご紹介をしていこうと考えています。

 お正月の冬休み明けに図書館へ本を返却に行った際に、新刊お勧めコーナーで出会った絵本を今日は3冊ご紹介します。

「絵本で地球を考える」 シリーズ3部作として昨年11月に出版された絵本3冊のうち、
2冊を実際に借りることができました。
 自然科学や社会科学的な視点の絵本なので、小学生低学年では、まだ手にとってもちょっと難しそうな感じの絵本ではありますが、絵を眺めるだけでも何か伝わるものはありそうな印象を持ちます。


  
◆『いのちの木ーもしも地球の生きものが一枚の葉だったら』
(ロシェル・ストラウス作/マルゴ・トンプソン絵/的場容子訳 汐文社出版 初版2008年11月)

 地球上にいる1750000種の生き物(モネラ界、菌界、原生生物界、植物界、動物界)のひとつに過ぎない私達。いろんな"いのち"とつながっていることを伝えてくれます。
  あとがきに印象的な言葉があります。
 現代の生活では、わたしたち人間が自然の一部であることをつい忘れてしまいそうになります。
子どもたちが自然にふれる機会を増やすには、今までよりも一層の努力をしなければなりません。
幼いうちの自然とのふれあいは、そのまま「いのちの木」に対する愛情の目となり、子どもたちのなかで一生ゆたかな葉をしげらせてくれることでしょう。(「いのちの木」あとがきより抜粋)

◆『この地球にくらすーもしも世界がひとつの村だったら』
(デヴィッド・J・スミス作/シェラ・アームストロング絵 的場容子訳 汐文社出版2008年11月)
 
 2008年の時点で世界の人口は66億6000万人。
国籍、ことば、年齢、宗教、食べ物、空気と水、教育、お金と財産、電気、歴史、未来について統計を元に人口100人に置き換えて説明してくれます。

 世界の人々に対する関心、理解、地球と地理への興味を促してくれます。
そしていつの世も夢であって未だ実現していない、平和に快適に誰もが暮していける世界。
 現在も戦争が起こって、空爆される町や被爆する人達がいます。
そのことを子ども達へ、夢を実現していけるようあらゆる困難な問題に立ち向かっていかねばならないこと伝えるきっかけとなりそうな絵本です。

◆『水はめぐる -もしも地球がひとつの井戸だったら』
残念ながら市内の他の図書館の蔵書で、私が利用した図書館にはありませんでした。
今度、お取り寄せをして借りてみることにします。

2008年11月 2日

絵本紹介『いすがにげた』

『いすがにげた』(森山 京:作 スズキコージ:絵 ポプラ社:出版 2005年8月初版)

おそらくアクリル絵具ガッシュで描かれた賑やかな色彩の挿絵。
絵を見ているだけで、独特の世界へ。
活木工舎オリジナル
 ある椅子と長い時を過ごしてきたおばあさん。
椅子が彼女の生涯にとってどんな存在だったのかが描かれています。
 椅子に限らず、長く生活空間で使用していきた家具は、その使い手である持ち主と共に時を重ねていきます。
 きっとこれは家具に限らず、貴方の大事にして愛用してきたもの全てに共通する気持ちではないでしょうか?

 "あって当たり前に感じていた存在が、ある日姿を消していた"
きっと、一所懸命になって探すのでしょうね。
この絵本のおばあさんと同じように。

さてあらすじは:
鷲鼻(イラストによる)のおばあさんの古いイスがある日なくなってしまいました。
イスが逃げ出した姿を目撃したことをノラネコに教えられ、イスを探しに出かけます。

探し始めて、やっと木のしげみにいたイスを見つけます。
おばあさんはイスにとびかかりますが、その瞬間にイスが跳ね上がり動き出しました。
しがみつくおばあさん。
 しかし、途中でイスは小川を渡りきれずに、脚が川底の泥にはまって動けなくなりました。
川底から引き抜くおばあさんは、草の上にひっくり返ってしまいます。
 するとイスもおばあさんの傍に横たわります。
 
 お婆さんの回想が始まります。
 子供たちが幼少だった頃に夫が作ったイス。
 そのイスと永い年月共に過ごしたことを。そしていつも座っていたこと。
 回想後に、イスを自由に解放させることにし、別れを告げます。
 逃げ出すイス。
 気持ちよく見送るおばあさん。帰宅すると何とイスは元の場所に戻っていました。