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2008年9月28日

初めての透明水彩

 図書館で借りているシュタイナー教育の芸術面で、あらかじめ浸水した含水率を高くした画用紙上で、透明水彩絵具を用いて色の混色を体験して抽象的にできあがる絵を描く ような記述がありました。
  
水彩体験1 何となく参考程度に本を読み進めているのですが、その部分に興味があってとうとう昨日の秋晴れに浮かれ、かれこれ4年前の嫁入り以降全然出していない画材を出してみる気になりました。
 4歳以下は赤・青・黄の3色のみ与えて混色して、紫や橙、緑などができることを体験させていくようですが、私はうっかりして一緒に倉庫にしまい込んである画材を息子と一緒に出しに行き、24色揃った絵具を見せてしまいました。
 固形絵具の24色セットだったので、仕方はないのですが。
 さらに水彩用絵筆セットも筆入れのまま出してしまい、息子の好奇心を不用意に刺激しすぎてしまいました。
 結局、息子は目の前の固形絵具を好きな緑色系から順番に選択して塗っていき、キャンバスで混ざり合う色にはまだ興味は抱かない様子でした。
 
水彩体験2 本に書いてあるようには簡単にはいかないです。
思惑を抱いて接する私自身がイヤになり恣意的に事を進めずに、好きなようにさせました。

 久しぶりに画材を出す喜び、息子を一緒に使える時間が訪れたことの喜びなど、いろいろ感慨深くなって浮かれてしまった私。
 お母さんの宝物といったって伝わりにくい相手に、とりあえず本物を使って体験してもらいました。

 私は10年弱程前にセツモードセミナーに通っていたので、透明水彩・不透明水彩絵具など画材は豊富にいろいろ手元にあるのです。
 本物の道具を与えることが幼児にとっていいのか悪いのか。
 でもあえて安物を買ってまで与えるよりも、私の所有物の中から与えた方が懸命。
 ただ大事なものを大事だとわかってもらえない相手に、大事なものを貸して一方的に怒るのは大人の都合であり、子どもには罪のないこと。
 木を活かす職人の鉋がずらっと並んでいる様は、子どもだけでなく私も手にとってみたくなる。
大切な商売道具だから、彼は息子を工房に入れない。
工房には息子の好奇心を刺激するものがたくさんあり、刺激しておいて怒るのは大人の勝手がすぎると考えているから。
そんなことを昨日の私に注意する夫。
 父親よりも母親って子どもに弱いのかもしれないなぁ。
 
 この日一番面白かったのは、佐川急便さんが来て配達担当の方がわざわざ「絵を描くのか?」と聞いてこられたこと。「描く」とはいえず、本当に絵を描く楽しさから遠ざかった日々。
目の前に書きたい素材がいっぱいあるのにね。そんな立ち話をしました。
 きっとその方は絵筆をお持ちになるのだと直感的に思いました。

 もう少し落ち着いたら息子と一緒に写生できる日が訪れそう。
 その気配を感じ、とても嬉しくなりました。