クリスマスシーズンに入ってから、”クリスマスに関連した木の絵本”を
選んでご紹介してきました。
意外にも沢山図書館で見つけたので、絵本紹介ブログのようなペースでご紹介してきました。
が、今日ご紹介する本で、今年のクリスマス関連の絵本紹介は最後です。
偶然、他意はなくご紹介するのが最後になってしまったのですが、
原書は1963年に刊行され、日本では2000年10月5日が初版ということしか
わかりませんが、とても古く、長年読み継がれてきたのではないかと思われる、
内容が普遍的な心温まる絵本をご紹介します。

『おおきいツリー・ちいさいツリー』(作者:ロバート・バリー 訳者:光吉夏弥 初版2000年10月5日 出版:大日本図書)
<原書タイトル”Mr.Willowby's Christmas Tree”text copyright1963>
作者はアメリカ人で、デザイン学校卒業後、スイス・チューリヒやドイツ・ミュンヘンの美術学校で学んだ経歴の
持ち主で、1963年に刊行されたこの絵本が評判となり、絵本制作にたずさわっているようです。
とってもかわいらしいイラストで、人物や動物達の表情やしぐさがユーモラスでに極細のペン画に水彩着色で描かれています。漫画的な感じで、読みやすいです。私の好きなジャン・ジャック・サンペにも似ている雰囲気で、気に入りました。
あらすじは、クリスマス間近に、立派なお屋敷に住むウィロビーさんの家に届けられた1本の大きなクリスマスツリー。
これがまたとてつもなく大きな見事なもみの木。
大広間に立ててみると、屋敷の天井に先端がつっかえてしまいます。
つっかえて弓なりになってしまうので、執事がその先端部分を切ります。
→切られた先端は執事によって小間使いの女性に贈られます。
喜んだ女性は飾り付けが理想となる高さにする為に先端を切り、ゴミとして捨てます。
→再度切られた先端は、庭師によって拾われ帰宅して妻に贈ります。
喜んだ妻はこじんまりとして小さな自宅に相応しい高さにするために先端を切り、窓の外へ捨てます。
→再度切られた先端を、くまが通りかかり拾います。そして帰宅して妻と子に贈ります。
子くまは喜び、先端に星の飾り付けをしたがり、母くまが先端を切り、外に出します。
→再度切られた先端は、通りかかったきつねによって拾われ家族に、贈ります。
妻きつねと子きつねは大喜び。部屋に飾りますが先端が天井につかえます。妻が先端を切り、外に。
→再度切られた先端は、通りかかったウサギによって拾われ、ウサギの家族の元へ。
ウサギの家族は大喜び。部屋に飾ると先端がつかえていることを子ウサギ達が指摘します。母ウサギが先端を…。
→再度切られた先端は通りかかったねずみに…。
実はそのねずみは、ウィロビーさんのお屋敷に住んでいるのでした。
ツリーってほんとうにいいものですね。
「おおきいツリー・ちいさいツリー」(作:ロバート・バリー 大日本図書)
見ていてワクワク・ウキウキするイラストで、最後のオチも絵で気付きます。
欧米人の方のクリスマスには、他のプレゼンよりも何よりもツリーを飾ることは大切にしていることで喜ばしいことのようです。この絵本はツリーに対する登場人物のはしゃぎ様がユーモラスで、宗教観も含め、クリスマス文化の違いを含め楽しめました。
もみの木が、クリスマスツリーとして飾られる期間は限られています。木の生命、その年のクリスマスを迎える為の必需品、消耗期間の短さなど、様々なクリスマスツリーの絵本を読み伐採されているもみの木のことを、いろいろ考えてしまう今回の企画でした。
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